図書館の殺人 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2018年9月12日発売)
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本棚登録 : 1388
感想 : 83
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 青崎有吾さん初読みです。平成のエラリー・クイーン? え、何それ! 読んだことも、当然作風も知らないんですけど‥。
 加えて、本書が『裏染天馬シリーズ』の第4段?(短編集を除くと、体育館→水族館ときて、本作が第3段とのことです) え、読む順番守んないとダメ? 等々、全くのミステリーど素人丸出しの私は、何となくのタイトルで選んでしまったのでした。トホホ‥。

 と、ボヤきながら読み始めましたが、エラリー・クイーンもシリーズの順番も関係なく、十分に楽しめる作品でした。
 主人公がアニメオタクの高校生探偵・裏染。なかなかの曲者です。ポンコツ・ダメ人間のようでいて、高い知性と学識を備えており、体育館と水族館の事件を解決し、既に県警からも捜査のアドバイザーとして協力依頼されています。
 徹底した論理で推理を組み立てていく緻密な構成と、裏染と周辺人物(特に女の子たち)との軽妙な掛け合いの妙が大きな魅力で、スルスル読み進められます。

「読者への挑戦」、探偵読者に事件解決のヒントをすべて提示するのが、もしやのエラリー・クイーンのスタイルなのですか? 「楽しみながら推理してね!」ってことですね? なるほどー、勉強になりました。
 キャラクターの魅力と相まって、このシリーズが人気なのも頷けました。これは、第1〜3段も読むしかないですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月28日
読了日 : 2023年1月28日
本棚登録日 : 2023年1月28日

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コメント 3件

マメムさんのコメント
2023/01/28

初コメです。
是非とも体育館の殺人から読む進めてみて下さい。図書館の殺人での印象も再読するとまた違って見えてくるかもです♪

NO Book & Coffee NO LIFEさんのコメント
2023/01/28

マメムさん、おはようございます!
コメントありがとうございます♪
ぜひおっしゃる通りにと思います。ただ、当面読むべき本が、私の前で「小さいマエナライ」をして待っており、悩んでおります。
でも、新たな作家さんの魅力を知ることは、大きな喜びですね。
今後もよろしくお願いします。

マメムさんのコメント
2023/01/28

NO Book & Coffee NO LIFEさん、お返事ありがとうございます。

「小さいマエナライ」の表現が可愛いです(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
読みたいと思った時に読むのが一番ですよね♪気長に感想をお待ちしてますね♪

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