相田みつをさんの書と詩、そしていわさきちひろさんの絵の詩画集ですね。
巻頭の松本猛さん(ちひろさんの息子さん)によると、二人が行き逢うことがなかったそうです。
相田みつをさんの息子さんの相田一人さんが、巻末で、ちひろさんの母のまなざしと、みつをさんの父のまなざしの出逢いの作品との事です。
松本さんは、「この本の中で二人ははじめて出逢いました。人を愛する二人の作品が遭遇したとき、どんな世界がうまれるでしょう。その世界を創るのはこの本と行き逢った読者の方の、一人ひとりの感性です。」と綴られています。
相田みつをさんの詩と、いわさきちひろさんの絵は、はじめて出逢ったとは思えないくらいに、寄り添うように優しさと命の尊さをあふれんばかりに醸し出しています。
相田さんの書は力強く、生きることの素晴らしさを歌い上げています。
相田さんの詩を紹介したいけれども、ちひろさんの絵があまりにも絶妙に躍動しているので、出来れば詩と絵を同時にみつめて欲しいと願います。
美しく、優しく、命の貴さを味わえる感動の詩画集ですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩画集
- 感想投稿日 : 2023年6月23日
- 読了日 : 2023年6月23日
- 本棚登録日 : 2023年6月23日
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