最高傑作。
時間は、過去→現在→未来という単線的なものではなく、渾然一体となっていることを証明してしまった。
それは、19年前の小説「生きる歓び」を再掲することによっても現れている。
すべてが響きあっている。
●時間のイメージが、流れないで、過去と現在が同時にあると考えている人たちがいるとしたら、その人たちは死を生の終わりであるとは考えないだろう、生には終わりはあるかもしれないがそれを死とは呼ばない、というような。
●世界があれば生きていた命は死んでも生きつづける。/世界があるからこそ命は無になることはない。
読書状況:読み終わった
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ベスト本
- 感想投稿日 : 2018年8月4日
- 読了日 : 2018年8月4日
- 本棚登録日 : 2018年8月4日
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