私にとっての「オリエント急行」は、アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」であり、
一般客を乗せヨーロッパを東に走る豪華な列車と言う、第一次世界大戦後の姿でしかなかった。
つまりは、
その創設や王侯貴族が乗り込んでいた「王者の列車」であったことを知らなかったので、興味深く読んだ。
とはいえ、「オリエント急行」そのものの歴史よりは、オリエント急行が駆け抜けていた東欧からトルコの18世紀以降の歴史が語られており、予想よりずっと東欧史の参考になる本だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年4月14日
- 読了日 : 2013年4月13日
- 本棚登録日 : 2013年4月14日
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