オリエント急行の時代: ヨーロッパの夢の軌跡 (中公新書 1881)

著者 :
  • 中央公論新社 (2007年1月1日発売)
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感想 : 9
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私にとっての「オリエント急行」は、アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」であり、
一般客を乗せヨーロッパを東に走る豪華な列車と言う、第一次世界大戦後の姿でしかなかった。
つまりは、
その創設や王侯貴族が乗り込んでいた「王者の列車」であったことを知らなかったので、興味深く読んだ。

とはいえ、「オリエント急行」そのものの歴史よりは、オリエント急行が駆け抜けていた東欧からトルコの18世紀以降の歴史が語られており、予想よりずっと東欧史の参考になる本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 興味
感想投稿日 : 2013年4月14日
読了日 : 2013年4月13日
本棚登録日 : 2013年4月14日

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