愛するということ 新訳版

  • 紀伊國屋書店 (1991年3月25日発売)
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本棚登録 : 5865
感想 : 509
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愛するということは、自然に備わっている能力ではなく技術だ、という概要を読み、これは読まねばと思った購入本。
「はじめに」で釘を刺されつつも、覚悟して読み進める。む、難しい。でも、安易なテクニックが知りたい訳ではない、物事の本質や自分の思考について考えさせられる本を求めていたのだから大丈夫大丈夫と言い聞かせる。
神や宗教の話になると少し意識が遠くなってしまうが、そう思って読んでいると急に理解できる部分もあったりして。(目の前に謎の玉があって、それがすごく近くなったり、遠くにいったりするイメージ。私はただそれを見ていることしかできない。)
母性愛や46p-56p、愛の習練の章は書き留めたフレーズもあり何度も噛み締めたい部分。
今の自分はこの範囲しか分からないが、谷川俊太郎さんが帯に書かれていたように、経験を重ねて深まるところもありそうだ。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 学び
感想投稿日 : 2023年10月22日
本棚登録日 : 2023年10月18日

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