磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス

著者 :
  • みすず書房 (2003年5月23日発売)
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本棚登録 : 349
感想 : 21
5

12世紀のアリストテレス再発見から、スコラ哲学を超えて、アリストテレスを否定していくための実験精神として、ルネサンスを準備したプラトニズム、ヘルメス主義、錬金術、を通した「自然魔術」があったこと、とても面白い。
アリストテレスの凄さは、アリストテレス的精神によってアリストテレスを否定できたこと、と思ってたけど、訂正が必要だ。
アリストテレス的精神は、スコラ哲学として固着してしまっていた。そこに自然魔術的な発想、自然を観察して真実を明かしていくことが加わっていく。
また、出版によって、隠されてた知識が広く公開されたことでら職人達が数学などを学んだこと。
そういったことが相まって、近代科学の萌芽となったこと。
ちょっとまだ整理しきれてないけども、おおよそそんなあたりのこと。凄いよね。コーフンする!
ルネサンスのうねりを感じる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年5月16日
読了日 : 2019年5月16日
本棚登録日 : 2019年5月2日

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