子どもの頃の私は、大人になるということは「妬みや意地悪な気持ちがなくなること」だと思っていました。
乾ルカさんの作品は、自分や他人の様々な感情に振り回され、もどかしく感じていた、子どもの頃の教室という特別な空間に一気に引き戻されます。さらに、大人になった今でも、あの教室から抜け出せない自分がいることにも気付かされます。
作中に「成熟した人間とは、自分の考えを持ち、それを相手にも分かるように伝えられる人」とありました。
そうありたいと思います。
アセクシャルやジェンダーバイアスなど、様々なテーマが盛り込まれています。
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- 感想投稿日 : 2023年12月9日
- 本棚登録日 : 2023年12月9日
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