『政治学』、『ニコマコス倫理学』から政治思想を分析する。「人はいかに生きるべきか」(倫理原則)という問いから「人はいかなる共同体を作るべきか」(政治原則)への問いに展開する。人間は本質的に理性的存在者であり「人間は数的に平等」。人間の尊厳・人権を制度的に保証するのがデモクラシー(支配者と被支配者が絶えず交代する構造)又は「中間の国制」。「多くの人の合意」が思想の基礎なので国内の内紛、武力による秩序維持が必要最小限になる。「市民はポリス全体に属する」ので公教育は必須となる。倫理と政治原則は同一となる。
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カテゴリ:
思想
- 感想投稿日 : 2012年3月6日
- 読了日 : 2011年4月30日
- 本棚登録日 : 2012年3月6日
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