狂気と犯罪 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2005年1月21日発売)
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本棚登録 : 144
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昭和30年代、長期の措置入院をさせる・向精神薬の導入・医療法特例で少人数で患者を管理できるようになり、精神病院の経営を安定をさせた(精神病院ブーム)。昭和40年、精神衛生法改正、精神障害者(狂気)の強制収容の強化(社会からの排除)。刑法39条により、病人と見なされ裁判を受ける権利を奪われる(法の世界からの排除)。「触法精神障害者」が刑法で裁かれれば、精神障害者(狂気)の脱犯罪化になり、精神病は「普通の病」として脱社会的排除につながる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年3月2日
読了日 : 2011年2月11日
本棚登録日 : 2012年3月2日

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