泣いた。もう何度読んでも泣ける。
初めて読んだのは中1か中2の時。やられた。それ以来、好きな作家としては1位2位をわたしのなかで争ってる(笑)
この本をきっかけにアイルランドという国に興味を持ち、文化祭で海外の文化を調査し発表するということになった時、アイルランドをゴリ押しした我が班。
アイルランド大使館に電話をしたら、すごく柔らかな物腰で応対してくれ、大量の資料と国歌の入ったテープを送って来てくれた。
アイルランドは、行ったことないけれど心のふるさとだと感じているほど。
冒頭の文章「雑踏の彼方から、音が聞こえる」もうこの一節にズキュンとやられた。だって、もう切ない。
切ないのに愛に溢れていて、プーカが絵の具を唇に塗るところなんて、まるで白昼夢のような、淡く繊細な暖かさを感じる。
わたしの中学時代はディングルの入り江と風のフリュートと共に。笑
いつか、ひとりで絶対にいく。アイルランドへ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年4月12日
- 読了日 : 2012年4月10日
- 本棚登録日 : 2012年4月10日
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