「一体なんて本なんだ!」
と 思わず言いたくなるような一冊。
普通に初めから最後まで読み通す読み方と 指示に従って飛ばし読みする読み方が用意されている。しかも 途中で答えを先に知りたい読者のために 読むべき場所の指示まである。パズルもあるし。初体験なことばかりで 正直なところまだ目が回っている。
ホームページをビルダーなどに頼らず 腕一本で作る方には解るかもしれない
などと まるっきり解らない私は思ったりする。
現実と虚構とが複雑に入れ子状態になっている様は ホームページ作成時の階層の把握の仕方と似ているのではないかと想像してみる。
訳がわからないことにちっとも変わりはない。
物語の語り手の「僕」
誠だとばかり思って読み進めていたのだが いつからすりかわっていたのだろう。
そういえば いつからか「姉のヴィッキー」が「うちのヴィッキー」になっていて 「あれ?」と思った気もするなぁ。
とにかく この不思議さは 体験してみなければわかっていただけないだろう ということだけは判る。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
さ行の作家
- 感想投稿日 : 2004年11月27日
- 読了日 : 2004年11月27日
- 本棚登録日 : 2004年11月27日
みんなの感想をみる