<font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061824465/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4061824465.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
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<blockquote><p><strong>年齢・職業ともに不詳の童顔探偵猫丸先輩が、日常を゛本格推理"する!イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー、密室状態のテントの中で割れ、散乱していた7個のスイカ・・・・・などなど不可解で理不尽な謎がすらりと解かれる推理の極み6編。</strong> ――裏表紙より</p></blockquote>
水とそとの何か・とむらい自動車・子ねこを救え・な、なつのこ・魚か肉か食い物・夜の猫丸 の6編。
タイトルに゛空論"とあるとおり、猫丸先輩流の謎解きはあるが、果たしてそれが真実かどうかの検証はない。そもそも、それでも関係者一同が納得してしまえるほどの謎である。二つ目の物語ではある意味――違和感を抱きながらも――ちょっと背筋が寒くなったが。
前作では自分の想像とイラストの猫丸先輩とのギャップにいささか隔たりがあったのだが、今回は違和感なくあれこそが猫丸先輩であると認めてしまった。視覚情報侮り難し!
それにしても、イラストレーター編といい 交通事故編といい、著者の悪戯心は少年のようである。</font>
- 感想投稿日 : 2006年5月14日
- 読了日 : 2006年5月14日
- 本棚登録日 : 2006年5月14日
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