赤ちゃんをさがせ: The Adventures of Midwives (クイーンの13)

著者 :
  • 東京創元社 (2001年10月1日発売)
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感想 : 12

<table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488012213/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/513CHGX9ACL._SL160_.jpg" alt="赤ちゃんをさがせ (クイーンの13)" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4488012213/yorimichikan-22" target="_blank">赤ちゃんをさがせ (クイーンの13)</a><br />(2001/10)<br />青井 夏海<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488012213/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>三人の妊婦が待っていた家での本妻捜し。女子高生の出産騒動。新興宗教絡みの誘拐事件。自宅出産専門の出張助産婦コンビが依頼を受けて向かう先は、何故かおかしな謎を抱えた家庭ばかり。愉快な安楽椅子探偵連作集。</strong></p></blockquote>
表題作のほか、「お母さんをさがせ」 「お父さんをさがせ」
助産婦(2001年初版当時)が主役のミステリは珍しい。しかも、安楽椅子探偵物でもある。自宅出産専門の出張助産婦・聡子さんと、その助手のアルバイト助産婦・陽奈が、言うならば調査役であり、助産婦を引退してなおお産と縁が切れない明楽(あきら)友代先生が、彼女たちに持ちかけられた相談から見事に真実を見つけてしまうのである。説明されてみればなるほどと頷けるものの、明楽先生の観察眼はとても鋭くやさしいのである。陽奈のまっすぐさ、聡子の聡明さ、そして明楽先生の細やかな洞察力が見事なコンビネーションとなって、ページを繰る手を止まらなくさせる一冊である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行の作家
感想投稿日 : 2010年2月13日
読了日 : 2010年2月13日
本棚登録日 : 2010年2月13日

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