陽だまりの偽り

著者 :
  • 双葉社 (2005年7月1日発売)
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本棚登録 : 88
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<table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/457523530X/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YQJM94E9L._SL160_.jpg" alt="陽だまりの偽り" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/457523530X/yorimichikan-22" target="_blank">陽だまりの偽り</a><br />(2005/07)<br />長岡 弘樹<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/457523530X/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>最近、物忘れがはげしいことを気にしている郁造。息子の嫁から預かった現金を落としてしまったが、どこで落としたのかも覚えていない。ボケ老人のレッテルを貼られることを恐れ、郁造はある行為に踏み切る。果たして、その先に待ち受けていたものは…(表題作「陽だまりの偽り」)。5つの心模様を端正に描いたミステリー短編集。小説推理新人賞作家、注目のデビュー作。</strong></p></blockquote>
表題作のほか、「淡い青のなかに」 「プレイヤー」 「写心」 「重い扉が」

どの物語も、ラストにどんでん返しが待っている。現実の、というよりも胸のなかで起こるどんでん返しが多く、それで一気にそれまでのことが腑に落ちたりもする。切なくもあり、あたたかくもあり、登場人物本人には不本意であったとしても、読者としては悪い気分ではない。さりげなく上手いと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行の作家
感想投稿日 : 2008年9月28日
読了日 : 2008年9月28日
本棚登録日 : 2008年9月28日

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