いくつか改訂版のような形で同じものが出ているので
どれに書くか迷ったが
(多分私が読んだのは2022年に出たものだと思う)
ここが一番感想が多いのでこちらで。
読み終わってあまりの衝撃…
事実は小説より奇なり、というが、まさにそれで
今こうやって文章で読んでいるから多少和らいでいるが
実際はもっと凄惨なものだろう。
なんと言っても読んでいるこちらは、筆者が生きていることを「知って」読んでいるが
当時それを体験している本人は
本当にこの情報が正しいのか、生きていけるのか、
このひどい現状はいつ終わるのかなど
全くわからない状況なのだから。
それにしても、やはり…なんていうか、
上は理想(思惑)に向かって命令しているだけで
それに対してどういう結果がついてくるのかを知らず
(下は下で点数欲しいから上に報告しないから
上が知りようがないし興味もない。)
下は命令に対してどれだけ忖度を加えつつ遂行するかで
どういう結果になっても関知せず…な部分って
本当に変わらないなぁ、と思う。
著者が生き延びられたのも、本当に運が良かったというのが
一番だよなぁ…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2023年11月7日
- 読了日 : 2023年11月7日
- 本棚登録日 : 2023年11月7日
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