息子を溺愛する母親の静子と、母からの愛情を一身に受けて育った静一との人間模様を描く本作。
言葉を極限まで削ぎ落とし、人物の豊かな表情や眼の動きだけで心の機微を表現する筆力には終始圧倒された。
じっとりと汗がしみ出すような夏の暑さと仄暗い違和感が胸に広がる1冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ゆるふわ読書
- 感想投稿日 : 2019年9月13日
- 読了日 : 2019年1月21日
- 本棚登録日 : 2019年1月21日
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