ねずみ女房 (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店 (1977年3月20日発売)
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本棚登録 : 287
感想 : 49
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ウィルキンソンさんの家に住み、この家が全世界と思って生きてきた、女房ねずみ。
我儘なオットと、小さな子どもたちを抱え、日々の生活に追われる。

でも彼女は他のねずみとはちょっとちがう。

窓ガラスを通して見る、遠くの庭の花々や、木々に憧れを抱いていた。

ある日、金ピカの鳥かごの中にある豆を取ろうとカゴに入り、そこにはハトがいることに気づく。

そしてハトとはなかよくなり、ハトから外の世界のことを聞かせてもらうことが、何よりも楽しみになっていく。、ハトも、捕らわれ、飛べなくなってしまったやるせない身の上から、
女房ねずみと話すのを唯一の楽しみとしている。

オットに耳を噛まれようが、外の世界とハトが気になって仕方ない女房。

彼女の決断は。。



素敵なお話だった。まるで恋みたいに。
フランス文学かと思った!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月19日
読了日 : 2019年6月19日
本棚登録日 : 2019年6月19日

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