ウィルキンソンさんの家に住み、この家が全世界と思って生きてきた、女房ねずみ。
我儘なオットと、小さな子どもたちを抱え、日々の生活に追われる。
でも彼女は他のねずみとはちょっとちがう。
窓ガラスを通して見る、遠くの庭の花々や、木々に憧れを抱いていた。
ある日、金ピカの鳥かごの中にある豆を取ろうとカゴに入り、そこにはハトがいることに気づく。
そしてハトとはなかよくなり、ハトから外の世界のことを聞かせてもらうことが、何よりも楽しみになっていく。、ハトも、捕らわれ、飛べなくなってしまったやるせない身の上から、
女房ねずみと話すのを唯一の楽しみとしている。
オットに耳を噛まれようが、外の世界とハトが気になって仕方ない女房。
彼女の決断は。。
素敵なお話だった。まるで恋みたいに。
フランス文学かと思った!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年6月19日
- 読了日 : 2019年6月19日
- 本棚登録日 : 2019年6月19日
みんなの感想をみる