なんとなく政治理論とか思想とかのブラッシュアップや知識整理がしたくて購入した一冊。
内容は、主にリベラリズムとデモクラシーとそれに関連したトピックをもとに構成されている。
そういう意味では扱っているテーマはベーシックにも見えるのだけど、読み始めたら意外と内容が濃くて、自分の中でもいろいろ整理できたような気がするし、新たに学ぶことも結構あった。
内容が濃いのに、読みやすく書かれているから、電車の中で読めた。
個人的には、ロールズ〜リバタリアンとコミュニタリアンの批判〜ドゥオーキンとアマルティア・センという、平等論とそれをめぐる論争あたりが、今までより深く理解できたのが特に収穫。
これをはじめとする有斐閣アルマ何冊か+有斐閣NLASシリーズの『政治学』で、政治学は独学でもかなり押さえられるのでは。
なかなかおすすめです。
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カテゴリ:
法・政治・行政
- 感想投稿日 : 2009年1月8日
- 本棚登録日 : 2009年1月8日
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