現代語訳 日本書紀 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社 (2005年10月5日発売)
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本棚登録 : 295
感想 : 13
4

【認識】
日本書紀を現代語に翻訳した書籍

【対象】
・日本書紀に興味のある人
・原文(漢語)を読めない人

【感想】
原文どうしで比較するとどうなるかは知らないが、古事記よりも文章的に堅い印象。

古事記と同様に前半は天皇の由来を語るための神話。
後半は天皇が誰とくっついて、どうなったかとかそういう話。

個人的に前半が好き。
後半は天皇が思い通りにいかなくて激おこってのが多く、エピソードが単調で退屈だった。

普通の物語と違って面白いところは、そのエピソード必要あったの!!ってなるところ。
○○しますから許してください→許さない、という逸話に対して、その○○を細かく説明する必要ありましたか???、となる。
かなりあっけなく死罪にするので通常の物語とは異なる構造で非常に面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 神社関連
感想投稿日 : 2013年10月21日
読了日 : 2013年10月20日
本棚登録日 : 2013年10月21日

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