絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます

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  • ダイヤモンド社 (2015年9月4日発売)
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我々のような小さな会社では、
売上不足気味になってくると、
案件を取りたくて、どうしても値下げに走る傾向があります。

値段を下げて案件を取ってしまうと
人手がかかる割りに利益がないので、
メンバーが疲弊してしまうだけ
ということが起こります。


本日ご紹介する本は、
値段を下げて頑張るのではなく、
値段を上げる努力をしましょうと訴える1冊。


ポイントは
「我慢」

もし、同じ仕事で値段を上げることができれば、
資金と時間に余裕がでてきます。

値上げによって得られる価値は、
将来、他社を圧倒する準備のための資金と時間を得られること。

目の前の仕事を確保するために値段を下げてしまうと、
何時まで経っても、将来への準備ができません。

値下げしたくなる気持ちを我慢することが重要です。



「価格と数量」

安い値段でもっとたくさん売ることと、
数は減るけど値段を上げて売れるようになることでは、
利益は同じだとしても、経営へのインパクトがまったく違います。

たくさん売るということは、
それだけ手間がかかかり、他のことができなくなります。

値段を上げられれば、手間をかけずに収益を確保できます。



「顧客」

資金をもっていない顧客には高い買い物はできません。
値段を上げるには、見合った顧客を選別する必要もあります。

値段を上げるためには、適切な顧客に絞ることが重要です。



「値上げ」

値上げといっても、単に値段を上げるのは限界があります。

価値に見合った金額で売ること。

その顧客にとって、どうすれば価値が上がるかを
いろんな視点から考え続けることが重要です。

ぜひ、読んでみてください。


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◆目次◆
序章 「値上げ」がいいこれだけの理由
第1章 最初は「値段」だけを上げる
第2章 「値段」を上げると「顧客」が変わる
第3章 「価値」を付加すれば、さらに「値段」は上げられる
第4章 なぜお客が増えたのか?
第5章 値上げのプレゼンをどのように成功させるのか?
第6章 値上げの最大の目的は「時間」を作ること
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営
感想投稿日 : 2017年2月15日
読了日 : 2017年2月15日
本棚登録日 : 2017年2月15日

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