Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)

著者 :
  • 技術評論社 (2012年6月30日発売)
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仕事をしていると
なにかいいアイデアがないかな...
と思うことがあります。

でも、普段なにもせず、
必要な時だけ、都合よく
アイデアが出ることはありません。


本日ご紹介する本は、

いざというとき、よいアイデアがでるように
アイデアの育て方を紹介した1冊。


ポイントは
「土壌と種」

本書では、アイデアを育てる環境を
”アイデア畑”と畑に例えています。

そして、必要な時にアイデアがでるようになるための要素は、
 ①種をたくさん見つける
 ②土壌を豊に保つ
 ③きっちり実を収穫する

ということを、日頃からコツコツ
やっていることが重要です。


「種をたくさん見つける」

1回限りの種を見つけようとするのではなく、
いろんな種を集める習慣が必要です。

何の役に立つか、そのときは解らなくても
種の質は無視して、
まずは、数を集めることに注力します。



「土壌を豊に保つ」

いかに連想を広げるかが、
アイデアの種を育てる上で必要です。

そして、連想というのは、
自分に蓄積されている知識や情報を
引っ張りだすこと。

自分にないものは、連想すらできません。

種をどれだけメモにストックし
どれだけいろんな経験をしてきたかが重要です。



「きっちり実を収穫する」

アイデアを生み出すプロセスは
①とにかく自由にアイデアを出すプロセス
②出たアイデアが現実適応できるか判断するプロセス
の2つを明確に分けて行うこと。

発想の段階で、実現可能性を考えてしまうと
はじめから妥協の考えしか出てきません。


ぜひ、読んでみてください。



◆本から得た気づき◆
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アイデアを生み出すためには、手間と時間が必要である
アイデア畑=畑と種がメイン、それをうまく行えるようにするのがツール
1回限りの種を見つようとするのではなく、種を集める習慣が必要
取ったメモを見返さないのは、メモを取らなかったのと同じ
とにかく数を出す=質を求めると判断が入ってしまう
相手にアイデアを理解してもらうには、伝わりやすいようにアイデアを整理すること
種を植えてみなければ、作物ので出来映えについてどうこう言うことはできない
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◆目次◆
はじめに All You Need Is Idea!?
01 良いアイデアは良い「畑」から生まれる
02 アイデアの種を見つけるメモ術のバリエーション
03 アイデアの種を大きく育てる連想ノート術
04 アイデアの実を収穫するセンスを磨く
05 Evernoteによるアイデア地層のつくり方
06 ハイブリッド考具としてのiPad活用法
おわりに 誰にでもアイデアの「地力」がある
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◆マインドマップ◆
http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/cf8e875a02c4c77f.png
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2014年12月15日
読了日 : 2014年12月15日
本棚登録日 : 2014年12月15日

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