絶対に会社を潰さない強い社員の育て方

著者 :
  • 中経出版 (2011年6月24日発売)
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本日ご紹介する本は、

株式会社武蔵野の
小山昇社長の著書

「人材育成」と「人事評価」をテーマにした1冊。


ポイントは

「仕組みが先」

仕組みだけ決めても
やる気がなければ意味が無い。
ということがあります。

本書では、中小企業は、
「それなりの人材を採用して、しくみをつくって、愚直に同じことを繰り返す」
しかない

と言い切っています。

すぐに成果がでなくても繰り返すことで、
習慣にすることが重要です。



「面談」

武蔵野では、上司と部下は、
毎月面談をしないといけません

話すことがなくても、ルールとして
決まっています。

しかし、用がなくても、実際に話してみたら
新たな発見があったりするものです。




「方針共有勉強会」

武蔵野では、方針共有勉強会を設けています。

強制ではありませんが、
出席しないと、賞与に影響するそうです。

お金目当ての出席になりますが
繰り返すことで勉強会に出席することや
勉強会の内容が当たり前になり、
習慣になります。



「整理整頓」

武蔵野では、1日の休みもなく、
全社員で職場の整理整頓を
義務付けています。

時間内に行い、これは強制だそうです。

毎日全社員が、時間内に整理整頓を行うとすると、
業務の時間が圧迫されることになります。

しかし、これも続けることで習慣になれば、
整理整頓もあたりまえになり、
ストレスがなくなります。

ぜひ、読んでみてください。



◆本から得た気づき◆
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中小企業は、「それなりの人材を採用して、しくみをつくって、
   方針を明確にして、愚直に同じことを繰り返す」しかありません
人の成長なくして会社の成長はありません
商品で差別化できないならば、人で差別化する
我が社の社員に自主性を求めるとどうなるか→サボり始める
仕事に対する責任感を上げるために、課長を多くする
武蔵野では、毎朝の掃除を「環境整備」と呼んでいる
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◆目次◆
序章 社員のやる気をうながすことを決定する
第1章 賃金に関することを決定する
第2章 社員教育を徹底することを決定する
第3章 会社の方針を共有することを決定する
第4章 幹部社員・管理職を育成することを決定する
第5章 環境整備を行なうことを決定する
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◆マインドマップ◆
http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/99dbc9d95eb4e0c0.png

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営
感想投稿日 : 2014年10月14日
読了日 : 2014年10月14日
本棚登録日 : 2014年10月14日

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