岩波文庫は解説がよい。しっぽまで餡がつまったたい焼きのようで満足。この本も池内紀氏の解説が出色で、世界文学の中で独自の立ち位置を示すシュニッツラーをエピソード豊かに紹介してくれている。
巻頭を飾る「死んだガブリエル」が素晴らしい。期待せず読んだ分、思わぬ拾い物を見つけた気持ち。短編の妙技。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドイツ語文学
- 感想投稿日 : 2014年4月2日
- 読了日 : 2014年4月2日
- 本棚登録日 : 2014年3月26日
みんなの感想をみる