クライ、くらい夜の終りに (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社 (2011年5月10日発売)
3.60
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本棚登録 : 137
感想 : 18
4

★4.0。これが噂の「攻ザマァ」か…!攻の酷さと情けなさは予想以上だったけど、記憶喪失・執着攻・トラウマ受好きとしてはこのサスペンス風味の陰欝さがツボだった。攻の行い、過去よりも再会後の方が罪深いような(笑)序盤は典型的リア充で快活な攻と思いきや、その実不格好な執着攻で、終盤は殴られて鼻血を垂らし、金をせびられながらも受に尽くす攻の哀れな姿がアッパレだった。一方で、最後のSSで想いが通じた二人も見れて良かった。吃るような台詞が多かったのは作風なんですかね?

番外編ペーパーSS『きみの手と手と』読了。夜中に目覚めた受が合宿中の攻にメールしてみる話。なんか、憑き物が落ちたようにすっかり普通の「甘やかし攻×ツンデレ受」に(笑)甘い。ラブい。そうか、こういうカップルになるんだな…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  :佐田三季
感想投稿日 : 2012年12月9日
読了日 : 2012年12月9日
本棚登録日 : 2012年10月23日

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