いくつかの職を経て文筆生活に入り、
多岐に渡るジャンルで活躍したというイギリスの作家の短編集。
そんなバカな!
と、ツッコミたくなる、人を食った法螺話の数々といった趣だが、
情景をイメージすると背筋が寒くなるような巧さがある。
怪力男の純愛が切ない「豚の島の女王」は、
グロテスクだけどグッと胸が締め付けられるし、
「凍れる美女」は、ちょっと夢野久作っぽくもあり――と、
不気味にして魅惑的な世界。
でも、あまり湿っぽくなくサラッとしているのが、また不思議。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
英米語文学
- 感想投稿日 : 2012年9月19日
- 読了日 : 2012年9月19日
- 本棚登録日 : 2012年9月20日
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