『推定無罪』の続編。
もう何年も前に読んだから、話もうろ覚えで、ほとんど思い出せないまま読み切ってしまったが、改めて読み返したくなるくらい、ああこの作家おもしろいなと思った。
人間の精神的弱さ、説明のつかない無謀な行為、そしてそれを何とか取り繕おうとする自己弁護や内省、策略。その辺のドラマがなんとも絶妙に織り成されている。
結局誰がどうやったのかという解はあまりポイントではなく、そこにたどり着くまでの人々の絡み合いがおもしろい。
ただ個人的には法廷内での小難しい駆け引きの場面は頭がついていけず、あまり好きではない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2015年11月21日
- 読了日 : 2015年11月21日
- 本棚登録日 : 2015年11月21日
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