序盤読んでいてヘニング・マンケルが頭に浮かんでしかたがなかった。なぜこうも北欧ミステリの湿度感は似ているのだろう。
挿話として挟まれるフラッシュバックや、事件捜査の過程で得られる噂から、「果たして真相は?」的な展開ではないのだが、後半なぜだかぐいぐいページを捲らされた。
悲劇の辿った道筋をしっとり読み込む物語。
過去の白骨の事件捜査の過程で、度を過ぎた聞き込みが元で人を一人死に追いやってしまうというエピソードはなんなのだろうと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2018年4月13日
- 読了日 : 2018年4月18日
- 本棚登録日 : 2018年4月13日
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