他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2006年2月17日発売)
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本棚登録 : 1984
感想 : 294
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日本人は昔より、心から笑うよりも表面的に笑い、悲しむよりも怒ることが多くなったそうだ。実感として感じないわけではないが、自分もその一員である自覚もややある。

この本はそんな日本人の変遷を学問的に解析して、日本人の分類までしている。

「仮想的有能感」と呼ばれる「自分だけが偉い」感は日本人に蔓延していて、その回避のためには「しつけ」「自尊感情」「感情どうしを交流させる」ことが必要だ、と説く。やらなければではなく「やりたい」に、できるためには、もっと日本人どうしが「協同」や「想いの交流」をするということが必要なのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Aその他新書
感想投稿日 : 2012年3月19日
読了日 : 2012年3月3日
本棚登録日 : 2012年3月19日

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