日本人は昔より、心から笑うよりも表面的に笑い、悲しむよりも怒ることが多くなったそうだ。実感として感じないわけではないが、自分もその一員である自覚もややある。
この本はそんな日本人の変遷を学問的に解析して、日本人の分類までしている。
「仮想的有能感」と呼ばれる「自分だけが偉い」感は日本人に蔓延していて、その回避のためには「しつけ」「自尊感情」「感情どうしを交流させる」ことが必要だ、と説く。やらなければではなく「やりたい」に、できるためには、もっと日本人どうしが「協同」や「想いの交流」をするということが必要なのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Aその他新書
- 感想投稿日 : 2012年3月19日
- 読了日 : 2012年3月3日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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