若者たちに生活保障を充実させ、社会を持続的なものにするというのは全く同意。
ただこうしたサポート側・支援側の議論を読んでいると、あえてサポートを受けたくないという若者達について、どのように理論で介入を正当化するというのは難しいなと思った。
例えば未成年であればパターナリズム的な行政による介入は正当化される。
ただ、成年がセルフネグレクトのような状況に陥った段階で本人が介入を否定するとき、介入はどのような議論で正当化されるのか。リバタリアニズム的立場からすると、介入の根拠は真剣に考える必要があると思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会政策(社会保障・医療政策)
- 感想投稿日 : 2023年7月2日
- 読了日 : 2023年6月30日
- 本棚登録日 : 2023年6月30日
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