新制度論

  • 芦書房 (2007年7月1日発売)
2.33
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 19
感想 : 1
3

新制度論を旧制度論と対比し、以下の5つに制度論を分類。それぞれのアプローチの特徴、限界などを説明している。
・規範的制度論
・合理的選択制度論
・歴史的制度論
・経験的制度論
・社会的制度論

教科書のような内容だが、オルソン・マーチが「合理的個人」を仮定し、個人の効用最大化を目的とする合理的選択論アプローチを批判している点から出発している点などは、面白かった。ただ、本書でも批判がされているように、「理論の検証・反証可能性」という点で弱いのは事実である。
 もっとも人間の集合行為である以上、理論の検証・反証可能を厳密に追い求めるのは不可能な気がする。統計処理も限界があるしね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治学(日本政治・比較政治・政治過程)
感想投稿日 : 2014年10月10日
読了日 : 2014年10月10日
本棚登録日 : 2014年10月10日

みんなの感想をみる

ツイートする