新制度論を旧制度論と対比し、以下の5つに制度論を分類。それぞれのアプローチの特徴、限界などを説明している。
・規範的制度論
・合理的選択制度論
・歴史的制度論
・経験的制度論
・社会的制度論
教科書のような内容だが、オルソン・マーチが「合理的個人」を仮定し、個人の効用最大化を目的とする合理的選択論アプローチを批判している点から出発している点などは、面白かった。ただ、本書でも批判がされているように、「理論の検証・反証可能性」という点で弱いのは事実である。
もっとも人間の集合行為である以上、理論の検証・反証可能を厳密に追い求めるのは不可能な気がする。統計処理も限界があるしね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治学(日本政治・比較政治・政治過程)
- 感想投稿日 : 2014年10月10日
- 読了日 : 2014年10月10日
- 本棚登録日 : 2014年10月10日
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