光る牙

著者 :
  • 講談社 (2013年3月7日発売)
3.79
  • (11)
  • (18)
  • (15)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 23
3

読み始めは臨場感ある描写に、あっという間に世界観に入り込んでいった。クーラーの効いた部屋で読んでいても、まるで雪山に入り込んだような感覚で読み進めるのが楽しかった。

ただページを進めるうちに、段々と興醒めしていくのを感じた。
まず車や銃に対する描写の多さ。そこにページ数を割く必要はあったのだろうか。
次に中二病っぽい台詞や表現。章を進めるうちに作者がヒートアップしたのかその過激さが増して、本筋以外のところが気になって集中出来ず…。あとは実在する事件被害者に対する配慮の無さ。

テーマが好きなだけに残念。デビュー2作目ということで☆3。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 2021
感想投稿日 : 2021年7月16日
本棚登録日 : 2021年7月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする