読み始めは臨場感ある描写に、あっという間に世界観に入り込んでいった。クーラーの効いた部屋で読んでいても、まるで雪山に入り込んだような感覚で読み進めるのが楽しかった。
ただページを進めるうちに、段々と興醒めしていくのを感じた。
まず車や銃に対する描写の多さ。そこにページ数を割く必要はあったのだろうか。
次に中二病っぽい台詞や表現。章を進めるうちに作者がヒートアップしたのかその過激さが増して、本筋以外のところが気になって集中出来ず…。あとは実在する事件被害者に対する配慮の無さ。
テーマが好きなだけに残念。デビュー2作目ということで☆3。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
2021
- 感想投稿日 : 2021年7月16日
- 本棚登録日 : 2021年7月14日
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