非情銀行 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2004年5月1日発売)
3.29
  • (3)
  • (19)
  • (30)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 165
感想 : 20
3

著者はみずほ銀行支店長在任中に覆面作家として発表した江上剛。護送船団方式がまだまだ幅を利かせていた当時、エリートとして活躍していたMOF担が非業な死を遂げる。友として、人間として組織に立ち向かう主人公たちが調べを進めるうちに分かってきたのは合併による世界第一位の銀行誕生を機にうやむやに隠されようとしていた上層部とフィクサーの癒着だった、という話。
フィクション/ノンフクション織り交ざった話だと思うが、銀行内部の怖さを知った一冊。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2008年1月5日
本棚登録日 : 2008年1月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする