著者はみずほ銀行支店長在任中に覆面作家として発表した江上剛。護送船団方式がまだまだ幅を利かせていた当時、エリートとして活躍していたMOF担が非業な死を遂げる。友として、人間として組織に立ち向かう主人公たちが調べを進めるうちに分かってきたのは合併による世界第一位の銀行誕生を機にうやむやに隠されようとしていた上層部とフィクサーの癒着だった、という話。
フィクション/ノンフクション織り交ざった話だと思うが、銀行内部の怖さを知った一冊。
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2008年1月5日
- 本棚登録日 : 2008年1月5日
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