登場人物の女の人は、ピピンという名の子犬を飼っていた。二人は言葉は通じずとも、心と心が通じ合い、長く話しをすることができた。ピピンは暗闇が怖かったが、暗い廊下の向こうに女の人がいることに気がつくと、いつも勇気を出してそこへ駆けていった。女の人もピピンもお互いのことが大好きだった。ある時、ピピンが死んでしまった。天国に行ったピピンは、そこの門番に、どうしても女の人のところへ帰りたいとお願いをし、長い暗いトンネルを通って、もといた場所へ帰る旅に出た。女の人もまた、ピピンはきっと生まれ変わって、自分の所へ戻ってくるだろうと信じ、様々な方法でピピンが帰りやすいように工夫をして過ごした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
子供用に読んでみた本
- 感想投稿日 : 2010年3月14日
- 読了日 : 2010年3月13日
- 本棚登録日 : 2010年3月13日
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