コインロッカーに捨てられた記憶を持つスリの少女ネジと彼女を拾った青年弘を軸に、彼らが出会う人々とのかかわりを描いた一話完結の漫画。物語の多くはネジの視点で捉えられ、そこには、善とか悪とかを超えた独自の視点がある。余白を活かした構図、乾いた空気感。絵と物語をあわせ、他のヒトには決して真似できない独自の作品世界を構築している。ひそかな傑作。
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2007年6月15日
- 本棚登録日 : 2007年6月15日
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