「この映画のこの部分に憲法の条文内容・思想が表現されている」と言った感じで様々な映画の解説がされている。憲法の内容ももちろんのこと、それが制定されるに至った経緯・時代背景についても言及されていて、具体的イメージが湧きやすい。
法律を学んでいなくても、現代に生きる社会人の教養として読むと良い図書だと感じる。また、映画好きの人にとっては、「あの映画のあの部分にこんな意味もあるのか」と映画の理解を深める一助となるように感じる。
一方で、解説する著者によりその解説深度にバラツキがあり、映画そっちのけで学説の話をしているページもあり、残念なものもある。
いずれにしても様々な映画を見るきっかけ・考えるきっかけにはなると感じた。
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- 感想投稿日 : 2023年5月8日
- 読了日 : 2023年5月8日
- 本棚登録日 : 2023年4月18日
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