8050 親の「傾聴」が子どもを救う (子どもの声に耳を傾けていますか?)

著者 :
  • マキノ出版 (2021年8月26日発売)
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感想 : 8
4

0 どんな本?
年齢は数字に過ぎなく、80歳の親が50歳の子に
傾聴共感することにより救われる事例が多々ある事。
親子関係の真実の一つを教えてくれる平易な本。

1 何で読んだの?
(1) 傾聴を学びたかった。
(2) 子育てに役立てたい。
(3) 子育てと言う文脈で具体的な傾聴術を知りたい。

2 構 成
全5章構成220頁
親が変われば50歳の引きこもりが立ち直る可能性
が十分にあることから始まり、一次感情の蓋を開き
「子育ては親育て」を時で行って欲しいと終わる。

3 著者の問題提起
良い子や普通な子が挫折を機に問題行動を起こし
たり引きこもってしまう。これらの原因は様々だが
親の接し方で改善する事が出来る。

4 命題に至った理由
精神科医として勤務する著者の「立ち直った事
例」の多くでで親の傾聴・共感がターニングポイン
トになっているから。

5 著者の解
親が傾聴・共感をして一次感情の蓋を開けてあげ
る事が、引きこもりや問題行動の改善に繋がる。

6 重要な語句・文
(1) 一次感情(恐れ、不安、怒りetc)
(2) 二次感情(恨み、過度な不安etc)
(3) 共感と共鳴は違う。
(4) 助言はしない。
(5) 甘えたり無い。
(6) 試し行動(家族支援の序盤)
(7) 年齢はただの数字である。

7 感 想
読んでいて親として傾聴共感したいと言う気持ち
になった。聴くと言う事がコミュニケーションでい
かに大事か学びになった。刺さったのは一次感情を
しっかりと感じる事。深く知りたい事は二次感情の
種類。人に勧めるなら傾聴の仕方。図から一次感情
と二次感情を学んだ。タイトルの8050を理解しな
いまま購入したが、幼い我が子との関係にも参考に
なる平易でわかりやすい本である。

8 todo
(1) 我が子に具体的に共感する事。(嬉しいね、悲し
いね)一次感情の蓋を開ける。
(2) 妻にも少しづつ話してみる。(家族で取り組む)
(3) 継続した傾聴術の勉強

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月13日
読了日 : 2022年7月12日
本棚登録日 : 2022年1月2日

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