高大接続改革: 変わる入試と教育システム (ちくま新書1212)

著者 :
制作 : 本間正人 
  • 筑摩書房 (2016年10月7日発売)
3.22
  • (1)
  • (8)
  • (14)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 100
感想 : 14
3

最近話題の大学入試改革を、これから受験を迎えようとする親御さん向けに説いた本、という感じ。
アクティブ・ラーニングを唱道する立場。
その可能性についての話は、ある程度納得する。
ただ、結局、企業は偏差値で採用を続けるのだろうし、偏差値による大学の序列化はなくならない、とすると、大学入試に莫大なコストをかけて改革しても、社会の枠組みは変わらないのでは?と思ってしまうが。
大学でアクティブに学ぶことで巻き返しを図れるのは、やはり今後もごく一部。
学ぶ人が報われる社会を作らないと、どうにもならないのでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年10月29日
読了日 : 2016年10月29日
本棚登録日 : 2016年10月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする