本書は近年増えている、技能実習生を中心とする外国籍の人たちのことを扱っている。
「移民」という言葉に、明確な(というより統一的な)定義がないということを、初めて知った。
日本政府の定義では、永住権を持って入国する人、となるそうだ。
この定義のよれば、日本には移民はほぼいないことになる。
こうして日本の中にいる「働く外国人」は、制度的に見えない存在となるそうだ。
過酷な生活を強いられる実習生のことは、聞くたびに心が痛む。
他国から働きに来てくれる人に魅力的なところに何とかできないものか、と思わされる。
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- 感想投稿日 : 2020年6月20日
- 読了日 : 2020年6月20日
- 本棚登録日 : 2020年6月20日
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