弟の孫が14歳になったのを契機に、軍国少女だったという自らの14歳から15歳にかけての戦争体験を伝えたいと書かれたノンフィクション。
お婆さんが脳裏に浮かんでくる思い出を辿りながら、孫に語って聞かせるかのような文章で、時系列が乱れがちな短文の羅列が読みづらい。
満州からの引き揚げの話は、かなり壮絶を極める話を読んできたからか、正直この作品には肩透かしの感が否めない。もちろん14歳の少女にとっては、他と比較するべくもない辛い体験だったろうけど。。
戦争を体験した人の数だけ物語があるのだとしみじみ思う。今更ながら、祖父母や父母の戦争物語を聞いておけばよかったと後悔している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2021年2月18日
- 読了日 : 2021年2月18日
- 本棚登録日 : 2021年2月18日
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