不愉快な本の続編

著者 :
  • 新潮社 (2011年9月30日発売)
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本棚登録 : 455
感想 : 99
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主人公が呉出身というだけで手にした作品。
クズのような男が、東京、新潟、富山と渡り歩きながら、余所者として生きていく。彼はクズなんだけど、「考えるクズ」だ。だから、不思議と憎めない。
だけど余所者はどこに行っても余所者だった。
逃げるように故郷の呉に帰っても、唯一の拠り所であった弟が亡くなっていたことで、余所者であることから抜け出せなくなった哀しさ…
不思議な読後感だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年2月21日
読了日 : 2017年2月20日
本棚登録日 : 2017年2月21日

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