ウォッチメイカー 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
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感想 : 4
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ジェフリー・ディーヴァー初読み。
面白いと評判のリンカーン・ライムシリーズの中でもナンバーワンとの呼び声が高いシリーズ第7弾は、”ウォッチメイカー”と名乗る連続殺人者の事件。

関係ないと思った事件が繋がりを見せ、解決したと思った矢先に違う側面が明らかになるという、幾重にも張り巡らされた仕掛けに振り回される快感。シリーズを追っかけたくなる魅力的な登場人物たち。中でも、四肢麻痺のライムの手足となって捜査するアメリア・サックスという女性の魅力は抜きんでている。個人的には、瀕死の重傷から復帰し、本作でライムのチームに加わった”ルーキー”ことロナルド・ブラスキーが推し。
そして、高い知能を持ち、二手も三手も先を読み、冷徹にことを成し遂げていく”ウオッチメイカー”に心酔した。

次は是非、シリーズ最初の「ボーン・コレクター」を読みたいものです。そして、キャサリン・ダンスのシリーズもいつかは・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年11月23日
読了日 : 2020年11月23日
本棚登録日 : 2020年11月23日

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