実在する組織をフィクション化するのは難しかったのでは、と思わせる。内容は実際にあった内容が中心で、お役所と民間の発送の違いが明確に書かれている。ここまで書かれても変われないのは失敗してはいけない前例主義であり、また失敗を許さない此方側にも問題がある。そんな冒頭のやり取りが続く中に二組の恋愛模様が挟まり、良い意味でらくらく読ませてくれる。ネットで調べてみると、偶然にも今年の3月で高知のおもてなし課が統合で消えるとか。この本で書かれた観光の振興策は上手く行ったのだろうか? 高知には縁が無く、かと言ってこの本を読んだから高知まで行こうとは・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年6月3日
- 読了日 : 2022年6月3日
- 本棚登録日 : 2022年6月3日
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