県庁おもてなし課 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月5日発売)
4.06
  • (1282)
  • (1707)
  • (754)
  • (124)
  • (21)
本棚登録 : 15912
感想 : 1129
4

実在する組織をフィクション化するのは難しかったのでは、と思わせる。内容は実際にあった内容が中心で、お役所と民間の発送の違いが明確に書かれている。ここまで書かれても変われないのは失敗してはいけない前例主義であり、また失敗を許さない此方側にも問題がある。そんな冒頭のやり取りが続く中に二組の恋愛模様が挟まり、良い意味でらくらく読ませてくれる。ネットで調べてみると、偶然にも今年の3月で高知のおもてなし課が統合で消えるとか。この本で書かれた観光の振興策は上手く行ったのだろうか? 高知には縁が無く、かと言ってこの本を読んだから高知まで行こうとは・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年6月3日
読了日 : 2022年6月3日
本棚登録日 : 2022年6月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする