あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2021年8月10日発売)
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本棚登録 : 1695
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久しぶりに不幸な話しが続くかと思ったが、最後に何とか非常に明るい未来が見えてきたようで嬉しい。
江戸が大火に見舞われるが、店も良い関係のところも無事でホッとする。一方、因縁の妹の所は悲惨な目に遭うが、その巻き返しで五鈴屋に酷い仕打ちをしてくる。本当に腹立たしくなってくるが、何とか乗り越えられただけで無く、新たな取り組みを「幸」に考え付かせる。長年、謎だった顧客からも仕事を頂き新しい仲間達と成功に導いた。その仲間達の「幸」への恩返しの案が最後に出てきた。ハードルは高そうだが、上手く行けば次回作は店の大発展・最終話なのだが・・?
何度も裏切られてきたので楽観は出来ないが、次回が楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2021年8月6日
読了日 : 2021年8月6日
本棚登録日 : 2021年8月6日

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