「世界の童話」”新約”
などと謳ってはいるが、中身は完全に藤田和日郎ワールド一色。
「うしお」のときも「からくり」の時も思ったけど、この人の面白さってなんなんだろうと不思議に思う。
なんか知らんけど、面白いんだよねぇ。
読ませる力が凄い。
難しい表現を使わずわかり易く、かつ読み手の想像力を頻繁に刺激させる。
今回の「月光条例」もその例に外れず面白い。
俺自身がそれほど童話を読んできたわけじゃなかったから、今回の題材はちょっと取っつきにくかったところがあった。
でも読み始めると、グイグイこの世界に引き込まれる。
まぁ最初の方は数話づつでサクサク完結させていってたから、この【千一夜の月】が凄く長く感じる。
でも最初のが序章と考え、千~が本編だと考えれば、これはこれでアリなんだろうと思う。
月光条例の最終条とも言える(たぶんね)、【千一夜の月】もいよいよ架橋。
月光の正体も判明し、ニセチルチルの正体も…!?
ああ。
あと、久しぶりに聞けて嬉しい。
「だって、あのヒトはタイミングがいいもの。」
19巻で、孫悟空も再登場!(敵だけどw)
個人的には、桃太郎と長靴をはいた猫も再活躍してもらいたい。
エンゲキブとトショイインには、幸せになってもらいたい。
ようやく最新巻に追いついた。
今月発売予定の20巻、ばっちこい!
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- 感想投稿日 : 2012年11月1日
- 本棚登録日 : 2012年11月1日
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