斎藤秀雄氏は、桐朋音楽大学の礎を創った人で、小澤征爾の恩師でもある。
他の方も述べているが、宮澤賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の厳しい「楽長さん」のモデルとも言われている。
がんで亡くなる数ヶ月前
チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の演奏の記述。
自分は、涙無しには読むことができない。
癇癪持ちで、周囲との軋轢を繰り返す面もあった。
今では通用しない指導であることはわかる。
しかし、氏の音楽にかける情熱、そして教え子たちがそれに応える姿は、きっと読み手に何か熱いものを残すであろう。
是非、手にとって読んでほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2020年3月28日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2020年3月28日
みんなの感想をみる