罪の余白 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年4月25日発売)
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本棚登録 : 2814
感想 : 215
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落下シーンから始まる。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。警察は自殺と判断。学校はいじめの事実はなかったと。妻もなくしている安藤は、なぜ娘が自殺しなければいけなかったのか知りたい。到底納得がいかないのだ。

葬儀を終えて放心状態の安藤の元に、1人のクラスメートが線香を上げにやってくる。そこで加奈の日記を探すことになり、そこが真実を解く端緒となった。

安藤の同僚の早苗は元来冗談が通じない。人の心の機微が全く分からない。アスペルガーかと脳を調べてみたが正常だった。安藤と早苗、クラスメートの咲と真帆の視点で紐解かれる。それぞれの想いが交錯する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芦沢央
感想投稿日 : 2023年10月25日
読了日 : 2023年10月25日
本棚登録日 : 2023年10月25日

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