朱川湊人さん、忘れた頃に読みたくなる。もちろん本気で忘れてたわけではないが。
これは割と感動できる家族の絆の物語。といっても中学生の僕と、夜の仕事をしている母と、右足が不自由な小学生の妹の3人暮らしをしているところに、母の店の客?恋人?関係性が曖昧なモヒカンの男が転がり込んでくる一風変わった家族?妹はすんなりチキさんと呼んで懐き、僕もすぐにチキさんのことが好きになった。そんな家族+モヒカンの4人でのほっこり生活が始まった。そこに元父親の登場やらある教団の存在、そしてチキさんの過去で幸せな時間が崩れる。
料理シーンがほっこり温かい。そしてどの料理も美味しそう!
「世の中で大事なのは、自分でご飯を作ったり、買い物に出掛けたり、人と楽しく話が出来るっていう事なんだよ。特別な力なんて、何の意味もない事さ。」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
朱川湊人
- 感想投稿日 : 2021年1月26日
- 読了日 : 2021年1月26日
- 本棚登録日 : 2021年1月26日
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