美しいアナベル・リイ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
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本棚登録 : 136
感想 : 20
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初・大江作品。とても面白かった!読みながら「こういう小説を書く方なんだ...」と何度も思った。かなりエロティックな箇所、チャイルド・ポルノが絡んでくる部分があるので、そういう話が苦手だと読み進めるのが辛いかもしれないが、途中から続きが気になって仕方がないほど、面白かった。あちこちのレビューで、大江さんの作品の中では理解しやすい、と書かれてあったので、他作品を読むのは心の準備が必要そうだけど、こういう小説を書かれる方なら、初期作品から読んだ方がよいのでしょうね。

ところで文庫版はタイトルが変わってしまっていて、何の差しさわりがあったのか、これでは情緒もへったくれもないし、文庫は借り本なので、勢い余って単行本を買ってしまった。このアナベル・リイが日夏耿之介訳だということが重要なのに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月25日
読了日 : 2014年4月25日
本棚登録日 : 2014年1月27日

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