初・大江作品。とても面白かった!読みながら「こういう小説を書く方なんだ...」と何度も思った。かなりエロティックな箇所、チャイルド・ポルノが絡んでくる部分があるので、そういう話が苦手だと読み進めるのが辛いかもしれないが、途中から続きが気になって仕方がないほど、面白かった。あちこちのレビューで、大江さんの作品の中では理解しやすい、と書かれてあったので、他作品を読むのは心の準備が必要そうだけど、こういう小説を書かれる方なら、初期作品から読んだ方がよいのでしょうね。
ところで文庫版はタイトルが変わってしまっていて、何の差しさわりがあったのか、これでは情緒もへったくれもないし、文庫は借り本なので、勢い余って単行本を買ってしまった。このアナベル・リイが日夏耿之介訳だということが重要なのに。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月25日
- 読了日 : 2014年4月25日
- 本棚登録日 : 2014年1月27日
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