死者の書(上) (ビームコミックス)

著者 :
制作 : 折口信夫 
  • KADOKAWA (2015年8月24日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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ビームコミックス激安セールで買ったもの。初読。折口信夫の同名小説のコミカライズ。

近藤さんの一連の日本文学コミカライズの中で、最も地味な印象(逆に、最も派手で一般受けしそうなのは『五色の舟』)

そもそも、一連のコミカライズの中で、本作は立ち位置がやや特殊だ。
近藤さんが40年来愛してやまない原作を、一人でも多くに読んでほしくて、「鑑賞の手引き」としてコミカライズしたものなのだ。

だから、受けを狙った大胆なアレンジなどはなく、地味で静謐な印象になるのも当然だろう。

とはいえ、つまらないというわけではない。マンガとしては地味だが、それでも面白く味わい深い。ある意味、「究極のお姫様」物語という感じ。

ちなみに、折口信夫の原作は青空文庫で読める。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ/か行の作者
感想投稿日 : 2022年4月3日
読了日 : 2022年4月3日
本棚登録日 : 2022年4月3日

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