山魔の如き嗤うもの (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年5月13日発売)
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本棚登録 : 925
感想 : 99
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読み終えて、表紙を眺め、じわじわと怖くなってきました…
はたして最後のあれはなんだったのか…
私には最後の殺人事件の時に犯人は本当に人間だったのだろうか、とさえ思います。

刀城言耶の事件の謎解きは、素人。曲がりなりにも探偵のものとはいえない。
それは本人が作中で断っている通りだが、だからこそ最後で二転、三転と変化する。それがこのシリーズの特徴だと思うし、みどころ。
そして行き着く真実とともに、どうしても残る人間でない「なにか」の存在…
何処かもやもやとした気持ちと、恐怖感が交じる読後感。
これこそ刀城言耶シリーズ!!!面白かったです。
このシリーズ未読の方にもおすすめできる作品かな、と思います。
首無は怖すぎました笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年5月30日
読了日 : 2013年5月30日
本棚登録日 : 2013年4月13日

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